パソコンを購入したら買った年の経費で処理できなの?仕訳はどうする?


個人事業主(フリーランス)って、1月1日~12月31日の所得金額がいくらになるかによって納めなくてはいけない税金の額って変わってきます。

そのため、今年の所得(=収入-経費)っていうのがとっても大切になってきますよね。

収入は自分が頑張って外に商品やサービスをいくらで売れたかって記録してきたものなので、ちゃんと管理されていれば、1年間の収入の額って比較的簡単に集計できるんです。

経費も使った金額をちゃんと管理していれば、簡単でしょ?って思うかもしれませんが、購入したものの金額がいくらかによって、経費にできるタイミングに違いがあるんです。

また、安いものと高いもので経費にできるタイミングに違いがあるってことは、タイミングごとに帳簿に記録を残しておかなくてはいけないことになるんですが、そのタイミングごとの記帳方法(仕訳の方法)ってどうすればいいのかって悩むところですよね。

そんな金額による経費計上タイミングの違いと仕訳の方法ってまとめるとこんな感じです。

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購入金額によって経費にできるタイミングが違うの?

例えば、シャーペンや消しゴムやクリアファイルなどを買ってきました。

これを仕訳で表すと、

(借方)消耗品費/(貸方)現金

っていった感じで、購入したタイミングで経費にするっていう仕訳をするんです。

使っていくと物理的もしくは機能的に消費(劣化)していってしまうものは『消耗品費』として、購入したタイミングで「経費」にすることができるんです。

じゃあ、①6万円のパソコンを買った場合、②12万円のパソコンを買った場合、③25万円のパソコンを買った場合、どれも同じパソコンで使っていくと機能的に劣化していってしまうものなので、シャーペンや消しゴムやクリアファイルと同じように『消耗品費』として購入したタイミングで「経費」としてしまってもよいでしょうか。

6万円のパソコンよりも12万円のパソコン、そして、12万円のパソコンよりも25万円のパソコンの方が機能的に劣化していくのが遅いような気がしませんか。

なんとなく、25万円のパソコンの方が機能的に長いこと使えそうな感覚がありますよね。

この感覚って、所詮は感覚なんで、人によって感じ方に違いがあるんです。

じゃあ、例えば、25万円のパソコンもすぐに機能的に劣化していきそうって感じたとしてたら、『消耗品費』として、購入したタイミングで「経費」としてしまうおうってありでしょうか?

答えは、「ダメ」です。

税金の計算って、どんな人が計算しても同じような結果にならなくてはいけないんです。

そのため、一律的に、ここまでの金額のものは、『消耗品費』として購入したタイミングで「経費」にすることが決められています。

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では、一律的に、ここまでの金額のものっていくかというと10万円未満のものについては、その資産を取得した年の経費にすることになっています。

ですが、実は、個人事業主(フリーランス)の方でも、所得税の青色申告承認申請書っていう書類を税務署に提出している方(青色申告を選択している方)は、色々な帳簿書類を準備しなくてはいけない代わりに、購入したタイミングで経費にできる金額が優遇されているんです。

青色申告を選択している方は、年間で合計300万円までっていう制限はありますが、1個あたり30万円未満までの資産を購入した場合には、『消耗品費」として、購入したタイミングで「経費」にすることが認められているんです。

だから、青色申告をしている方は、①6万円のパソコンを買った場合、②12万円のパソコンを買った場合、③25万円のパソコンを買った場合のどの場合でも、経費にすることができます。

経費に計上すると赤字になるんだけど、経費計上しなくちゃダメ?

青色申告をしていようが、青色申告をしていなかろうが、①6万円のパソコンを買った場合には、『消耗品費』として「経費」にすることになります。

青色申告をしている人が、10万円以上30万円未満の資産を購入した場合には、「経費」にすることが認められているっていうだけであって、購入したときに「経費」にしろとは決まっていないんです。

そのため、青色申告をしている人が、②12万円のパソコンを買った場合、③25万円のパソコンを買った場合には、

A:資産を購入した年に「経費」にする
B:固定資産として計上し、耐用年数に応じて減価償却(経費)にしていく

の2つ方法を選択することができるんです。

耐用年数?減価償却?ってなに?

建物や機械、パソコンなど高額で、長期間使用できるものは、購入使用と同時に全額費用とするのではなく、時の経過に応じて、そのものの価値の減少にあわせて費用として処理していく方法で、経費にしていくことになるんです。

この資産が使用できる期間のことを耐用年数というんです。

この耐用年数なんですが、税法で何年って決まっているんですが、耐用年数が到来したからといってすぐに資産が使えなくなってしまうという訳ではなく、平均的に使用できる期間を税法で決めたものなんです。

この時の経過に応じて、購入した資産の価値を各年に(経費)配分していくことを減価償却っていいます。

例えば、25万円のパソコンの耐用年数が5年だったとしますと、25万円÷5年=5万円が各年で経費にできる額(5年間毎年経費にできる額)ということになります。

ちなみに、税法では、PCであっても、サーバーは耐用年数5年、通常はPCは耐用年数4年とされています。

まとめ

購入する資産の価格によって、経費にできるタイミング異なっています。

なお、青色申告の承認をもらっておくと、先ほどご紹介したように、経費を計上できるタイミングをある程度選択できるようになりますよ。

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