開業前に購入したパソコンを開業した後に経費にできる?できない?


個人事業主(フリーランス)として開業を考えている時に、開業後にいろんなものを準備するというよりは、開業前に開業後に必要なものを準備しますよね。

パソコンをメインに使った仕事でないにしても、個人事業主(フリーランス)として、仕事を行っていく上で、必須のツールですよね。

そんな必須のツールのパソコンを開業前に準備した場合、このパソコンの購入にかかったお金って経費にできるのって疑問ですよね。

もしくは、あまりお金をかけたくないから、もともと、個人で使っていたパソコンを事業用にしようかな?そのパソコンの購入代金って経費にできるの?って思いませんか。

経費にできる額が増えるとその分だけ払う税金を安くすることができます。

例えば、10万円分の経費にできると、税率10%で税金を払っている人は、税金を1万円も安くすることができるんです。1万円キャッシュバックと同じですよね。

開業前に持っているパソコンについて、「開業後に経費にできる?できない?」「どの範囲の金額まで経費にできるの?全額OK?」っていう疑問を経理マンの私が簡単にまとめてみたいと思います。

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事業で使うために開業前に買ったパソコンは開業後の経費にできる?

個人事業主の開業って、個人事業主としてお仕事を始めた日が「開業日」なので、この日以降に買ったものについては、普通に経費として考えることができるものであったとしても、開業前に購入したものの代金まで経費にできるかってよくわからないですよね。

ちなみに、この「開業日」は、正確には、開業にあたり税務署に提出する書類の「個人事業の開業・廃業等届出書」に記載した「開業日」がこれに相当します。

ルールとしては、開業の日から1ヶ月以内に、「個人事業の開業・廃業等届出書」を税務署に提出しなくてはならないんですが、提出しなくても罰則はありません。

ただ、開業日から2ヶ月以内に「所得税の青色申告承認申請書」を提出しておくと、いろいろな特典がつく『青色申告』を選択できますので、開業にあわせて、「個人事業の開業・廃業等届出書」「所得税の青色申告承認申請書」は提出しておくとよいです。

なお、「所得税の青色申告承認申請書」の提出が開業日から2ヶ月超となってしまうと開業した年には、『青色申告』を選択できなくなりますので、ご注意くださいね。

じゃあ、話を戻しますが、開業前に買ったパソコンは開業後に経費にできるかというと高額なもの以外は経費とすることができます。

高額なものって、一言で言っても、いくら???ってなりますよね。

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具体的には、「所得税の青色申告承認申請書」提出している方は、30万円以上。

「所得税の青色申告承認申請書」提出していない方は、10万円以上。

っていう感じで、青色申告できるか否かで高額の意味が違うんです。

ですので、例えば、「所得税の青色申告承認申請書」提出している方を出している方は、高スペックの10万円以上のパソコンを開業前に開業にあわせて購入している場合には、開業後の経費にできるんです。

あと、感がいい方は気が付いたかもしれませんが、パソコンの代金を経費にできるときって、開業した年の経費にできるっていう言い方ではなく、開業後の経費にできるっていう言い方をしています。

これって、意味同じなんじゃない???って思うかもしれませんが、違っていて、開業後の経費にできる開業した後の好きな年の経費にできるってことなんです。

専門的なことをちょっと申しますと、このパソコンの経費は『開業費(かいぎょうひ)』っていう「繰延資産」に分類されるんです。”費”っていう言い方をしますが、経費ではないんです。そして、この『開業費』は、任意償却っていって好きなタイミングで経費にすることができるシロモノなんです。

開業したばっかりよりも、しばらくしてからの方が所得って増えますよね。

所得が増えるってことは、所得をベースに計算される税金も増えますよね。

そんなときに、じゃじゃじゃ、じゃっじゃ、じゃ~~~~ん「かいぎょうひ~~~♪♪♪」みたいな感じで、経費を増やせたら、税金も少なくてすみますよね。

ただ、開業費として認識するために、パソコンを購入したのがいつか、購入金額はいくらなのかを客観的に把握しておかなくてはいけないので、パソコン購入の領収証やレシートはちゃんと保管しておく必要がありますので、ご注意ください。

個人的に使っていたパソコンを事業用として使用することにした場合にこのパソコン購入代金を経費にできるのか?

結論から申しますと、今まで、個人的に使っていたパソコンを事業用として使用することにした場合のパソコン購入代金は、その一部を経費にすることができます。

事業用に新品のパソコンを買ってきた場合には、その全額を経費とすることができたんですが、今まで、個人的に使用してきたパソコンについては、そのパソコンの購入代金の全てを経費とすることはできないんです。

個人的に使用してきたパソコンについては、物質的に、機能的に、当初の価値よりも低下していますよね。

このように、時の経過とともにその資産の価値を減少させていくことを『減価償却』っていうのですが、事業に転用するタイミングではすでに、個人的に使用したことに伴う減価が生じているので、その減価した分だけ、資産の価値を減じてあげることが必要なんです。

この減価後の資産の価値だけ、経費にすることができるんです。

ちなみに、事業の開始にあたって購入したパソコンの経費と同様に、その経費金額を客観的に把握するために、パソコンの購入代金に見合った「領収証」「レシート」を残しておくことが必要です。

開業前に買ったパソコンは開業後に経費にできるのか?のまとめ

開業前に買ったパソコンでも上記で書いたような要件が満たされていれば、開業後の経費にすることができます。

また、今まで、個人的に使用していたパソコンも事業用に転用した場合には、経費にすることもできますよ

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